住宅購入
住宅については、購入または賃貸の選択については、さまざまな要素を考慮して、どちらが良いのか考える必要がある。
購入するか、しないか
すべての人が持ち家に住んでいるわけではない。持ち家というのは多くの場合長期の住宅ローン契約が必要になり、不動産の価格は経済情勢にともない変動する可能性がある。ローン返済金および利息、手数料や諸経費、税金(登録免許税、不動産取得税、固定資産税、譲渡所得税など)を含め、持ち家の購入、保有、売却、買い替えなどにともない負担しなければならない諸費用も、考慮する必要がある。
また、住宅の維持費も考えなくてはならない。一戸建て住宅であれば、庭の手入れや家の修繕など、すべて所有者としての責任と費用がかかってくる。マンションの場合であれば、管理費や修繕積立金等が必要となる。
しかし、持ち家であれば、自分好みにアレンジやリフォームできるというメリットに加え、財務上の利点もある。月々の支払いの一部は資産となり、住宅ローン減税制度が適用できる場合もある。なお、住宅の購入やローン返済に関して利用可能な税制特例については、国土交通省や国税庁のホームページなどで確認することができる。
住宅を購入するか賃貸とするのか、それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、また自身のライフスタイルにどちらが合っているのか、見極めよう。